【徹底解説】精神科看護師の役割と仕事内容について-現役精神科看護師が教えます-

 

悩める看護師
精神科看護師ってどんな仕事してるの?
イメージがつかない・・・
 
こんなお悩みを解決します。
 
 本記事の内容
・精神科看護師の役割と仕事について
・急性期と慢性期の違い
 
 本記事の信頼性
・新卒で精神科救急就職
・精神科看護歴7年
・精神看護専門看護師取得
・精神看護の大学院修了
・現在、精神科訪問看護師
・カウンセラーとしても活動

 

 

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精神科看護師の役割と仕事内容

 

さっちん
精神看護専門看護師のさっちんが、精神科看護師の役割を伝えていくよ!
 

コミュニケーションを用いたこころのケア

 

精神科では、コミュニケーションがとても重要。

なぜなら、精神科の患者さんの多くは無理やり入院させられたり過去に嫌な経験をして、

医療者不信になっている人たちだからです。

そんな患者さんに安心して治療に臨み回復してもらうためには、

継続したコミュニケーションが必須。

 

✔ポイント
・共感の姿勢
・傾聴
・安心感を与える姿勢
 
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コミュニケーションを通して信頼関係を築いていき、

患者さんが回復していくための大事なケアになります。

 

退院に向けてのサポート

精神科の患者さんは地域で安定して暮らすことが難しく繰り返し入院になる人が多いです。

もちろん、入院は悪いことではないのですができれば地域で暮らせるほうがいいですよね。

なのでそのための準備を入院中から整えることが重要になってくるのです。


入院中から退院後の地域の支援者と連携を取り、地域で支える基盤を作る。

患者さんとは辛くなった時にどう対処するとよいのかをあらかじめ考えて、

実践できるように練習していくことが大切になってきます。


退院に向けてのサポートは入院時から始まっています。

 

患者の強みを活かすサポート

精神科の患者さんは自分を否定し自信を失っている方がとても多いです。

それは過去に多くの傷つく辛い体験を経験してきたから。


どんな人にも必ず強みはあるので、患者さんのよい所を見つけ伝えていく。

そしてその強みが活かされるような生活の在り方を一緒に模索していくことが大切になります。

 

セルフケアのサポート

さっちん
セルフケアはとっても大事!
身体だけじゃなくこころのセルフケアも忘れずに!
 
精神科の患者さんは精神状態の悪化によりセルフケアが困難になるときがあります。

重いうつ状態や幻覚妄想が活発だとお風呂に入ったり、歯を磨いたり・・・


と、そんなところではなくなるんですよね。

なので、看護師は患者さんができない部分を補助する形でケアすることが大事。


あくまでやりすぎない、患者さんができるところはやってもらう、ということが大切です。

 

薬の副作用の観察

さっちん
薬の副作用から内服拒否しちゃうことがとっても多い!
飲み心地・副作用の観察は重要です!

 

精神科では薬物療法がとても大事。

コミュニケーションも大事ですが、強い幻覚妄想やうつ状態は薬の力が必要です。

しかし、副作用で食欲が増えて太ってしまったり、身体がだるくなったり。


そんな副作用が嫌で薬が飲めなくなる患者さんがとても多い。

そして、薬を自己中断して症状が再発し入院に至る。

薬の自己中断が一番危ないので、そうなる前に薬に対する思いや副作用の程度を常に観察し

コミュニケーションをとっていくことが重要になります。

 

薬に関するおすすめ書籍を知りたい方はこちらをどうぞ。
>> 【精神看護の勉強ポイント】精神科看護歴7年が教えるおすすめ書籍7選!

 

精神症状の観察

精神科において大事な観察の一つ、それが精神症状。


幻聴、妄想、抑うつ、躁状態・・・


いろいろな症状が患者さんそれぞれ違った形で現れるので、日々観察が大事。

なぜなら、日々観察することで状態の悪化のサインや安定している状態を把握することができるからです。

小さな変化に気づければ悪化する前にケアに入ることもできます。


精神科において観察はとても重要です。

 

認知行動療法の実施

認知行動療法についての書籍は多くあり、一般の方でも独自に取り組まれている方は多いと思います。

精神科においても重要な仕事の一つです。


なぜなら、精神的に辛くなる原因の一つに「考え方や捉え方のクセ」があるから。

これは私たちにも言えることです。


このクセに気づき緩和していくことで、精神状態が安定しやすくなる。

これは、患者さんのことをよく理解していないとできませんし、

日々観察しコミュニケーションを図っている看護師だからできる仕事かなと思います。

 

>> 【精神看護の勉強ポイント】精神科看護歴7年が教えるおすすめ書籍7選!

 

 

動機付け面接の実施

さっちん
治療意欲を高めるための大事な技法!
知っておいて損はなし。

 

精神科では強制的に入院させられることがあるため、

何のために治療をしているのかわかっていない患者さんも多くいます。

「治したい」と思っていない状況では治療効果も出ませんし、

医療者との関係も悪くなります。

なぜなら、どこも悪くないのに医者に無理やり入院させられて変な薬飲まされて・・・

と、思うからです。

なので、患者自身が治療の必要性を理解し前向きに取り組むための「動機」

見つけていくことが大切です。

だれでも、やりたくないことをやるよりやりたいことをやる方が気持ちがいいですし、

結果も違いますよね。

それと同じです。

 

他の職種との連携:患者の声を代弁する

精神科の患者さんは、自分の気持ちや考えをうまく言語化できない時があります。

 

”カンファレンスで医師や看護師、薬剤師、PSW、地域の福祉の方々に囲まれ、

緊張して言いたいことが言えなかった・・・”

 

・・・なんてこともしばしば。

 

患者さんが言いたいことを言えるように事前準備をするのも大事。

ですが時には、患者さんが言いたいことを代弁し調整していくことも必要です。

患者さんが言いたいことを言えないまま治療がすすむ、なんてことがないように注意しましょう。

 

他職種の連携においてはこちらの記事もどうぞ。
>> 【精神看護専門看護師の役割】看護の質を底上げする役割

 

急性期と慢性期の違い

急性期は症状が激しい人が多く休息する場所

 

急性期の特徴を簡単にまとめると以下になります。

 

✔急性期の特徴
・症状が激しい人が多い
・入院が多い
・転棟が多い
・看護展開が早い
・ゆっくり話す時間が少ない
・時には暴力も

 

 

急性期は幻覚妄想などの症状が強くコミュニケーションをとるのが難しいときもあります。

患者の出入りも激しく看護展開の早いのが好きな人は向いているかもしれません。

 

 

精神科救急の実際も知りたい方はこちらもどうぞ。
>> 【精神科救急病棟の実際】1日の動きと向いている人、向いていない人について

 

 

慢性期は症状が安定し退院に向けて準備を進める場所

 

慢性期の特徴を簡単にまとめると以下になります。

 

✔慢性期の特徴
・長期入院が多い
・退院に向けて準備
・外出、外泊が多い
・症状は比較的安定
 
急性期に比べて症状は安定し退院に向けて外出・外泊を繰り返し準備していくことが多いです。

認知行動療法やストレングスモデルなど、様々な技法を使った対話も、

この時期にしっかりやっていくイメージです。

 

【私の慢性期で働いた体験談】

私は精神科救急のあと慢性期で働いたため、その違いを肌で感じることができました。

驚いたことは、患者さんとゆっくり話せること。
救急では症状も活発で話すことが難しかったり、緊急入院の対応に追われて全く話せない日もありました。

あと、外出外泊が多いこと。
退院に向けて準備を進めていくため、どうすると安定して一人暮らしができるか、などを一緒に考えていきます。
患者さんと認知行動療法やクライシスプランを立てたり。

女性の患者さんが多かったので、日曜の昼下がりは女子会のような恋愛トークをしたり、そんな体験もありました。

 

 

 

最後に

精神科看護師の役割と仕事のまとめです。

 

・コミュニケーションを用いたケア
・薬や精神症状の観察
・認知行動療法など専門的技法の実施
・地域や多職種との連携

 

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参考記事

>> 【精神看護の勉強ポイント】精神科看護歴7年が教えるおすすめ書籍7選!

 

>> 【新卒で精神科に就職しても大丈夫?】結論、大丈夫。現役精神科看護師が語ります!

 

>> 【精神科救急病棟の実際】1日の動きと向いている人、向いていない人について

 

>> 【精神看護専門看護師の役割】看護の質を底上げする役割

 

【参考】こちらでメンターとして活動中

>> 【看護師のためのキャリアメンターサービス-Nurself】

 

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