【看護師4年目で退職した体験談】退職までに体験した3つのトラブルとその対策

 

辞めたい看護師
看護師の退職ってトラブルが多いイメージ。
気を付けるべきポイントとかあるのかな?
 
こんなお悩みを解決します。
 
✔ 本記事の内容
・私が体験した退職トラブル
・私が行った対処方法
・円満退職について
 
 
✔ 本記事の信頼性
・新卒で精神科救急就職
・精神科看護歴7年
・精神看護専門看護師取得
・精神看護の大学院修了
・現在、精神科訪問看護師の管理者
・カウンセラーとしても活動
 
 
 

退職までに私が体験した3つのトラブル

【その①】退職したい時期に退職できない

さっちん
辞めたい時期に辞められず、
病院の謎ルールに従い退職時期を引き延ばし・・・
 
私は2回退職経験があります。
1回目は、大学院に行くため。
2回目は、精神科訪問看護に転職するため。
 
今回取り上げるのは2回目の退職。
 
 
私は退職希望を半年前から伝えていました。
可能であれば12月で辞めたいことも。
けど、「うちの病院は年度末でしか退職できないから3月末での退職でお願いしたい」
と。
 
ん?
 
労働者は原則として「2週間前」に退職の意思を告げることにより、退職することが認められています(民法第627条1項)
                      引用:ベリーベスト法律事務所
 
このように法律で明記されています。
私たち看護師(労働者)には「退職する自由」があります。
なので病院の都合で在職を強要することは時によって違法となる可能性があのです。
 
だけど、当時の私はそんなことは知らず、
「仕方ない、3月末まで働くか・・・」
と諦めておりました。
 
もう病院のおかしなルールや慣習に抗うことに疲れていたんです。
 

【その②】有休を消化できないのが当たり前

これは看護師あるあるですね。

2回退職しましたが、2回とも全く有休消化ができませんでした。

1回目は、私もまだ若く「有休を消化する」という考えすらありませんでした笑

 

しかし2回目は、「絶対全部とる!」と思い上司に休みたいことを伝えていました。

 

ところが・・・

 

「ほかの人の休みもあるから」

「有休消化できないから有給の数を減らした方がいいのかしら」

「休み希望は月5日までしか出せないんだよ」

 

いやいや・・・

知らんがな笑

 

スタッフが毎年有給をとれないから、そもそもの有給の数を減らす、

と言い出した上司には驚きで開いた口がふさがりませんでした。

 

私は「半年も」前に退職希望を伝えていました。

なのに取れないのはおかしいのです。

 

そして最後は私自身が強行突破して無理やり休みをとるかどうか、の選択でした。

 

しかし、職場の人間関係は良好で迷惑をかけたくない思いもあり、

有給全ては消化できませんでしたが10日ほど連休をもらい退職となりました。

 

同期には、上司とばちばちにもめて有給全て使い切り強行突破して辞めたスタッフもいます笑

 

【その③】上司に嫌味を言われる

これもあるあるではないでしょうか。

 

私は有難いことに、看護師長や部長から退職について何か嫌なことを言われることは

ありませんでした。

 

けれど、退職を耳にした先輩から小言をちくちく言われたり。。

いったいどこから退職情報を耳にしたのか・・・

 

冗談ぽくではありましたが、ネガティブなことを言われるのは嫌ですよね。

 
 

看護師によくある退職トラブルについて【体験談付】

人がいないからと退職を引き留められる

上司に退職を伝えても、スムーズに退職できないのが看護師のあるある。

具体的には以下のような理由で引き留められます。

 

・人手不足だから
・退職の話をなかったことにされる
・監査があるまで待ってほしい
・新しいスタッフが来るまで待ってほしい
 
 
看護部長や看護師長と面談を繰り返しても、
上記を言われ続ければ疲れてしまい、退職を見送ってしまうことも・・・

 

一つ言えるのは、

「人手不足は私たちの問題ではない」ということです。

そういった人事調整は、上司の役目なのです。

 

 

 

有給が消化できない

これは退職に限らずですが、看護師は常に有給が取りづらいイメージです。

私自身、退職時に有給を消化することができませんでしたが、

退職した同期の話を聞いていると、やはり似たような状況です。

 

・「ほかの人の休みもあるから」
・「最後にまとめてとるなんてできないよ」
・「有給は1年を通して均等にとるものよ」
・「スタッフに迷惑かかるけどいいの?」
 
などなど。
意味の分からない発言が飛び交い、
有給を消化できずに終わります。
 
ここで一つ。
「スタッフが休みを取っても全体の業務が回るようにする」のが上層部の仕事です。

私たちの責任ではありません。

 

残業代が出ない

残業代が出ない。

これはかなり辛いですよね。

 

残業代は支払うべきお金なので、請求すれば病院側に支払い義務があります。
もしくは、退職後2年以内であれば、労働基準監督署に未払いの残業代を申告することが可能。(タイムカードや証拠が必要”!)
 

いくらもらう権利があったとしても、

上層部ともめて病院にいづらくなるのも嫌ですよね。

だからこちらが泣き寝入りしてしまうことも・・・・

 

 

いざというときのために、勤務表やタイムカードなどは保管しておくのがベストですね。

 

そんな状況の人がいたら、

後払い可能な退職代行「辞めるんです。」」ご参考ください。

 

 

ボーナスがでない

退職の意志を伝えたらボーナスが出なくなった!なんてことも。

 

ボーナスの支払い義務が病院側にあるかどうかは就業規則によるので、

ボーナスの規定を確認してみましょう。

 

しかし悲しいことに、「業績が悪化した場合などは支払わない」「退職する職員は減額する」

といった特別な規定がある場合もあるそう。

(まさにコロナによる看護師のボーナスカット、話題でしたね・・・)

 

ここをしっかり確認するのが大切ですね。

 

奨学金の一括返済を求められる

これはきついですよね。

もし奨学金の一括返済を求められた場合は、

本当にその必要がるのかを奨学金を借りた時の契約書をよく確認しましょう。

 

残念なことに、一括返済を求められることは多く、

その場合、分割返済をさせてくれるか交渉してみましょう。

 

自分でやるのは難しい、もう病院と関わりたくない!

というときは、専門家の力を借りるのも一つです。

後払い可能な退職代行「辞めるんです。」

 

 

退職トラブルの対処方法について

労働基準監督署に相談する

私は2回目の退職の時、有給が全て使えないことに対し労働基準監督署に相談しました。

 

【労働基準監督署とは】
①厚生労働省の出先機関として、労働基準法や労働契約法、労働組合法などの労働関係に関する法令を守らない企業を取り締まるための機関。
②企業の労働基準法等の違反に対し、労働者が泣き寝入りをせずに申告できる先。
③企業に労働基準法等に従うように是正勧告はしますが、民事的な損害賠償請求を行うことはできない。

                    参考 ベリーベスト法律事務所

 

>> 【まとめ】精神科看護師がきつい〇つの理由【身体は楽だが精神的にきつい】

 

しかし、労働基準監督署はあくまで相談に乗ってくれるだけで、

病院に直接交渉などはしてくれませんでした。

私はてっきり有給が取れるように是正勧告などしてくれるものと(´;ω;`)

 

結局は、自分で無理矢理有給を取る、か諦めるか、の2択状態でした。

私は日和ってしまい結局、有給全ては使えずに退職。

 

自分で決めたことですが、いまだにもやもやしています。

もっとできることはなかったのか。。

今思えば退職代行を使えばよかったなと思います。

 

当時は知らなかったので使えなかったのですが、

退職代行についてこのあと説明していきますね。

 

退職代行を使う

退職代行について簡単に説明すると下記になります。

退職代行(たいしょくだいこう)とは、労働者が会社を退職したいと考えた場合に、労働者に代わって退職の処理を行ってくれるサービスです。

               引用:労働問題弁護士ナビ

 

退職ってただでさえ大変なのに、

上司とトラブルがあったり有給が使えなかったりがあるとさらに大変ですよね。

そんな時、ストレスなくスムーズに退職するお手伝いをしてくれるのが退職代行。

 

私もこれを使っていれば有給をすべて使って辞めたい時期にやめられていたのかな・・・

なんて思います。

 

退職代行は、時間と労力を無駄にせず病院を辞めるための方法の1つだと思います。

 

>> 【まとめ】精神科看護師がきつい〇つの理由【身体は楽だが精神的にきつい】

 

>> 【体験談付】精神科看護師が辞めたくなる〇つの理由【転職・退職について】

 

強い意志をもつ

最後はこれ。

「退職する!」という強い気持ちを持つことが大事。

そんなんできたら苦労しないわ!と思うかもしれないですが、

やりたいことがあるから退職して次へのステップと行くんですよね?

 

退職はそのための通過点。

 

自分の人生に責任を持つのも自分。

最後は「退職するんだ」という強い気持ちが退職への一歩となります。

 

 

円満退職のためのポイント

退職は早めに伝える

一般的に退職したい月の3か月前に伝えると良いとされています。

しかし、病院によっては半年前に言わないといけないなど決まりがある可能性があるので、

事前に把握しておくとベスト!

伝える順番としては、看護師長→看護部長、です。

スタッフにうっかり話て噂が広がったりすると面倒なので、

必ず師長・部長に言うまでは誰にも言わないようにしましょう。

 

有給消化は計画的に行う

私は有給をすべて使いきれずに退職となりました。

使い切れなかった敗因は、「計画的に使わなかった」から。

 

本来有給は取りたいときにとっていいものです。

しかし、病院では退職時にまとめて1か月とか休みをとることはほとんどできない。

無理やりとってもいいのですが、跡を濁す形になる・・・

 

労働基準監督署に相談しても、結局取るか取らないかは自分で決めないといけないので、

最終的には自分次第。

 

なので、

1週間休んで数日働いてまた数日休む。

など、長期では取れないけど連休を何度か取る、みたいな形で消化していくのがベスト!

 

もちろん、この辺りは上司と要相談です。

1日でも多く取れるように交渉しましょう!

一人で交渉が不安な場合は第三者の力を借りるのも一つです!

おすすめなのがこちら→

後払い可能な退職代行「辞めるんです。」

 

引継ぎをしっかり行う

引継ぎは、患者さんが切れ目なく良い看護を受けられて、

かつ他の看護師が困らないためにとても大切。

 

引継ぎポイントを下記にまとめます。

ポイント
・退職の1か月~1.5か月前から取り掛かる
・途中のままの仕事は終わらせる
・必要時、資料作成する
 
引継ぎがスムーズにできると、有給も消化しやすくなるかもしれないので、
余裕をもってしっかり行っていきましょう。

 

あいさつ回り

退職が正式に公になったタイミングで、

お世話になった方に挨拶回りをしていきましょう。

 

看護の世界は狭いので、後を濁して辞めることは今後あなたの情報がマイナスイメージとして出回る可能性もあるからです。

 

と、いいつつ私はあまりできませんでした💦

 

正直、できれば顔を合わせたくない先輩もいたのでそういった先輩には特別あいさつをせずやめました。

後悔はしていませんし、今新しい職場で働いていますが、特段困ったこともありません。

 

人間関係のトラブルで辞める人は、なおのことあいさつ回りがストレスになるかもしれません。

強制ではないので、本当に挨拶したい人だけ回るのもありだと思います。

 

>> 【体験談付】精神科看護師が辞めたくなる〇つの理由【転職・退職について】

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

私が体験した退職トラブルと実際によくあるトラブルについてまとめていきます。

①退職したいときに退職できない
②有給を消化できない
③上司に嫌味を言われる
④残業代が出ない
⑤ボーナスが出ない
⑥奨学金の一括返済を求められる
 
こんなトラブルに合わないためにできる対策がこちら。
円満退職までのポイント
①退職は3か月以上前に伝える
②有給消化は計画的にとる
③労働基準監督署に相談する
④退職する強い意志をもつ
⑤退職代行を使う
⑥引継ぎをしっかり行う
⑦あいさつ回りをする
 
こちらができる万全の対策をしていてもスムーズに辞められないことってありますよね。
そこに労力をかけすぎるのは時間とエネルギーが無駄になるので、
専門家の力を借りるのも一つ。
 
だって、過ぎた時間は帰ってきません。
やりたいことがあって退職するのにいつまでもそこに割く時間がもったいなすぎます。
 
サクッと辞めて新しいステップに行きたい人は、「後払い可能な退職代行「辞めるんです。」」を活用しましょう。
 

 

 

「時間は有限」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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