精神科救急病棟ってどんなとこ?向いている人は?

  • 2020年7月31日
  • 2020年8月6日
  • 精神科
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精神科看護師のさっちんです♪

今日は、私がこれまで働いてきた経験をもとに、
精神科救急病棟の実態についてご紹介していきたいと思います^^

 

 

精神科救急病棟とは

そもそも精神の救急とは

精神科の救急ってイメージがつきにくくないですか?

身体だと救命センターやICU。
救急車で運ばれていくようなところ。
命の危機!すぐに処置が必要!

精神の救急では、
混乱し他の人を傷つけたり、自分を傷つけたりしてしまうリスクが高まり、今すぐ介入する必要がある人達のことを指します。

怖いところ??

さっちん
救急って、、
なんか怖そう・・・
 
暴れたり、大声上げたり、暴力ふるったり・・・
そんなことがあるんじゃ・・・
 
こういったイメージが強いかもしれませんが、思うほど怖いところではありません。
もちろん、
大声を出したり暴力リスクのある人たちはいますが、
みんなやりたくてそうしている訳じゃありません。
自分たちを守るためにそのような行動に至っていることがほとんどです。

 

24時間受け入れるところ

私がいた精神科救急病棟は24時間入院を受け入れていました。

けれども、夜間受け入れられるベッド数は決まっているので、
そのベッド数に達したら受け入れることはできません。

 

どんな人がくる?

精神科救急病棟には、その名の通り超急性期の人が入院してきます。

 

相手を傷つけるリスクがある人
自分を傷つけるリスクのある人

「会話する」、ということが難しい時期の人たちが多いです。

混乱が強く、視線も合わず、意思疎通が図れない人たちが多いです。

 

主な役割

精神科救急病棟の主な役割は、
「休息」です。

 

まずは安全に休息できる環境を提供する。

これが大事。

ある程度休んだら、
次の病棟に移り、退院に向けての準備を進めていく。

精神科救急はあくまで、治療の初期の初期。

緊急的治療が終わったら次の病棟へバトンタッチします。

 

病棟での看護ケア

休める環境の提供

精神的エネルギーを大量に消費し疲れ切っているため、
心も体も休むことが先決。

そのため、薬を使用し休んでもらうことも。
場合によっては、鍵のかかる部屋など
強制的に休める環境に入ってもらう時もあります。

数日しっかり睡眠をとり休むだけで、
表情がすっきりしまるで別人かのように変わる人もいます。

薬の治療

救急では対話での治療というより、薬の治療がメインになります。

中には強い薬を使い、副作用も出てくるため、
それらの観察が大事になってきます。

薬の副作用が辛いと、患者さんが薬に対し苦手意識をもってしまいます。

そうすると、今後薬を飲みたく無くなったりするので、
できるだけ自分に合った薬が見つけられるようサポートしていきます。

安心してもらう

患者さんは混乱しているとき、周囲が敵のように見える時があります。

なので、安全・安心に配慮した真摯な対応が重要。
患者さんはどんなに混乱していてもその時のことをちゃんと覚えています。

「安心していいんだよ」というメッセージを伝えることがとても大事。

精神科救急は強制的に入院となることがほとんど。

なので、それだけで患者さんは医療者や治療に対しネガティブな印象を持ちやすくなる。

治療も強制的なものになりがち。
けれども、どんなに会話が難しくとも丁寧な説明と言葉がけが大事。

患者さんはその時のことをちゃんと覚えています。

 

少し状態が落ち着いてから、
「あの時は、優しく声かけてくれてありがとう」と言ってくれる方もいたりするくらいです。

 

最初が肝心

患者さんにとって初めての入院だった場合。

その時の経験は、今後の精神科に対するイメージに大きく影響を与えます。

なので、「入院してよかった」と思ってもらえる看護が大事。

それってなんだよって感じですが笑

 

真摯な対応、優しい声かけ、看護師一つ一つの動作が看護になります。

患者さんを脅かさないこと。

これが大事です。

 

 

どんな人が向いてる?

展開が早いのが好きな人

精神科救急はとても展開が早いです。

精神科ってゆっくりなイメージがあると思うのですが、
救急は入院も多いため、患者の入れ替わりが激しいです。

ゆっくり話を聞きたい、という人にはちょっと難しいかも。

患者さんの状態の変化が早く、患者の出入りの速さにもついていける、
それらを楽しめる人が、向いているかなと思います。

内省できる人

これは、精神科救急に限った話ではありませんが、

自分と向き合える

これが大事になります。

自分の言動が相手にどんな影響を与えたのか、
内省し改善に繋げられる作業が重要です。

精神科の看護は目に見えづらい。
だからこそ、自分の言動に注意深く目を向ける必要があります。

自分のメンタルをコントロールできる人

精神科は、暴言や暴力、理不尽な言葉を浴びせられたりすることも多いです。

日常生活では経験しないような暴言にも出会います。

そんなストレスをうまくコントロールし、
自分のメンタルを最良の状態に保てる努力ができることが大事。

自分のメンタルが不安定では、人のメンタルをケアすることはできません。

 

観察力がある人

精神疾患は目に見えない病気。

”ここに傷がある!ここを手当しよう!”

といった、目に見える傷はありません。

だからこそ、観察が大事。

日常の些細な変化にどれだけ気づくことができるか、
これは精神看護の肝といっても過言ではありません。

傷が見えない分、どこにどのように苦しんでいるのかを
理解していく必要があります。

 

まとめ

精神科救急病棟について簡単にまとめてみました^^

精神科救急って聞くと、怖いってイメージが先行しがちですが、
けしてそうではありません。

ストレスを我慢して我慢を重ねて、
調子を大きく崩してしまった人たちがやってきます。

その最も辛い時期に関われるのは、とても誇りあること。

 

精神科に興味があるかた、ぜひ一緒に働きましょう~

 

何かのお役にたてると嬉しいです^^

 

 

 

 

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