【まとめ】精神科看護師がきつい〇つの理由【身体は楽だが精神的にきつい】

悩める看護師
精神科って楽なの?きついの?
興味があるけど、実際のところ
身体科とどうちがうんだろう。
 
 
こんな悩みを解決します。
 
✔ 本記事の内容
・精神科がきつい理由
・精神科と身体科のきつさの違い
・精神科看護師を手っ取り早くやめる方法
 
✔ 本記事の信頼性
・新卒で精神科救急就職
・精神科看護歴7年
・精神看護専門看護師取得
・精神看護の大学院修了
・現在、精神科訪問看護師の管理者
・カウンセラーとしても活動
 
 
 

精神科看護師がきつい〇つのこと【精神的にきつい】

暴言・暴力がきつい

 

精神科看護師なら暴言・暴力を1度は経験したことがあるのではないでしょうか。

 

【私の体験談】
”女性看護師に強くあたる患者さん。
気に入らないことがあり、その場にいた私に向かって、
「この、アマ!殺してやるからな!覚えてろよ!」と。
私に対する暴言を10分くらい大声でまくし立てていました”
 

 

精神科の患者さんは、気持ちを言葉で伝えることが難しく、

 

うまく言えない感情を暴言や暴力といった形で表現することがあります。

 

暴言・暴力なんて普段生活していて、そうそう出会いませんよね。

 

精神科ではこれが結構日常茶飯事なんです笑

 

暴言・暴力に慣れるってこともないですし、

 

ぐっすり寝たら回復!って訳でもなくボディブローのように蓄積していくストレスと言えます。

 

 >> 精神科看護師のストレスの9つの原因と上手な付き合い方【正直、暴言・暴力がつらい】

 

>> 【精神科救急病棟の実際】1日の動きと向いている人・向いてない人について

 

 

妄想の対象になることがきつい

 

これも精神科看護師なら経験あるんじゃないでしょうか。

 

特に多いのが「被害妄想」と「恋愛妄想」。

 

私自身どちらも経験があります。

 

妄想の対象になると、「●●さんは私のことをいじめてくる!」とみんなの前で大声で言われて、

 

下手したら暴力を受けたり・・・

 

患者さんに妄想を持たれることは精神的にかなりきついです。

 

自殺を目の当たりにするのがきつい

 

これも精神科特有ですね。

私も1度経験があります。

 

目の前で患者さんが飛び降りたり自殺現場を目撃して、

トラウマになり精神科を辞めてしまった看護師もいます。

 

病気で身体が悪くなり命を落とすのとはまた違う亡くなり方。

 

「もっと早くサインに気づいていれば・・・」

 

と、悔やみきれない後悔が一生付きまといます。

 

拘束・隔離の対応がきつい

 

精神科では拘束したり鍵のかかる保護室に入ってもらうことがあります。

もちろん、極力最低限で。

 

しかし、嫌がる患者さんを大勢の看護師が押さえて時には鎮静をし、

拘束をしたり保護室に入れる。

 

【私の体験談】
”妄想が強い患者さんを看護師や医師7人くらいで取り囲む。
「僕を隔離するんですか、絶対いきませんから!」と。
協力が得られないので、患者さんを押さえ鎮静をして保護室へ。
抵抗する患者さんと押さえる看護師と医師。
この光景は今でも忘れません”

 

けして気持ちの良い行為ではありません。

 

看護師としての無力感も常に抱きます。

 

人を拘束することは、人としてやりたくないことですし、

ストレスはとても大きいです。

 

 >> 精神科看護師のストレスの9つの原因と上手な付き合い方【正直、暴言・暴力がつらい】

 

自分の言動の与える影響が大きい

 

精神科看護師の主な看護は「コミュニケーション」。

自分の言葉が看護になるのです。

 

もっというと自分の存在や立ち居振る舞い、言動の全てが相手に影響を与えます。

 

自分の何気ない一言や行動が相手を大きく傷つけ、

精神状態を大きく悪化させる可能性もあります。

 

その重みにプレッシャーを感じ患者さんと接することが怖くなるかもしれません。

 

>> 【徹底解説】精神科看護師の役割と仕事内容について-現役精神科看護師が教えます-

 

正解がないのがきつい

 
精神科看護は目に見えない看護。
そのためマニュアルや手順がなく「正解」がありません。
 
「心」を取り扱うので、
 
正解は患者さんの数だけあります。
 
もちろんルーチン業務も存在しません。
 
自分の看護は正しいんだろうか、間違っているんだろうか。
 
これがわからず目の前の患者さんの心の状態に応じて、
常に試行錯誤の連続。
 
「正解がない」というのはとても怖くきついことなのです。
 
 

>> 【体験談付き】精神科看護師に向いている人の7つの特徴-現役精神科看護師が教えます-

 

>> 【精神看護の勉強ポイント】精神科看護歴7年が教えるおすすめ書籍7選

 

 

一般科看護師がきついこと【身体的にきつい】

点滴などの処置が多い

 

一般科は点滴や創傷処置などとにかく「処置」が多いです。

 

点滴の交換は頻繁にありますし、常に時間に追われて動きます。

 

椅子に座ってカルテの記録をするのは就業5分前なんてこともざら。

 

それだけ1日中「動き回り」忙しいのです。

 

ここは精神科との大きな違いと言えます。

夜勤がきつい

 

一般科は夜であっても常に点滴交換などの処置があったり、

急変リスクのある患者さんの観察など、

夜通し気を抜くことはできません。

 

場合によっては仮眠をとれないことも。

 

精神科でも急変リスクはありますが、

 

一般科に比べると確率は低いです。

 

夜間であっても精神科より処置も多く、

 

かつ少ない人数でその処置をこなさなければならず、身体的にとてもきついと言えます。

 

そして夜間に緊急入院を取った日にはもう不眠で夜勤を乗り切ることになります・・・

 

精神科の方が一般科よりきつい理由

精神的ストレスは寝ても回復しない

 

精神科のストレスは身体的な疲労ではなく「精神的疲労」が大きいです。

 

なぜなら、暴言や暴力、傷つく言葉や妄想対象にされたときの不安や恐怖といった、

 

精神的ストレスがとてつもなくでかいからです。

 

精神的に辛い体験をしたとき夜しっかりねて翌朝スッキリなんてことありますか?

 

大失恋した次の日、今まで通り変わりなく生活できますか?

 

何日も何か月も引きずりますよね。

 

精神的ストレスは身体的疲労のようにしっかり休んで回復するものではありません。

 

精神科は精神的に負荷のかかる領域でありつらい理由であると思います。

 

 >> 精神科看護師のストレスの9つの原因と上手な付き合い方【正直、暴言・暴力がつらい】

 

業務がルーティン化できない

 

身体科の業務は点滴管理や処置の時間帯が決まっており、

 

ある程度業務をルーティン化することができます。

 

しかし、精神科の業務のメイン(つまり看護)は、「コミュニケーション」にあります。

 

コミュニケーションに決まった型やルーティンはありません。

 

目の前の患者さんとの間でどのような会話をするかがその都度変化します。

 

精神状態にも変化があるので、看護師側の思ったように業務が進まないことも多くあります。

 

「思うように進まない」ことほどストレスなことってないですよね。

 

<体験談>
薬の評価をするために採血が必要な患者さん。
精神状態が悪く採血に協力が得られず、説得に1時間。
最終的に看護師複数名で抑え無理やり採血を実施することに。
 
 
「業務がルーティン化できない」はとてつもないストレスとなります。

 

 

「話す・聴く」ことはストレスがかかること

 

「話す・聴くこと」はとてもエネルギーがいること。

 

友達や職場の同僚の悩み相談を1時間くらい聴いた経験てありませんか?

 

その後、どうでしょうか。

 

精神的な疲労感がないでしょうか。

 

私はめちゃくちゃあります笑

 

「聴く」という行為は一見受け身でなにも疲れないように感じますが、

 

精神的疲労がとてつもなく大きい行為なのです。

 

 >> 精神科看護師のストレスの9つの原因と上手な付き合い方【正直、暴言・暴力がつらい】

 

最後は自分に合う方を選ぼう

 

精神科も身体科もそれぞれメリット・デメリットがあります。

 

しんどい部分や楽しい部分もそれぞれ。

 

最後は自分に合ったものを選ぶのがおススメ。

 

迷っている方に一言いうとなれば、

「精神科がおススメ」です。

 

理由は「汎用性が高いから」

 

気になる方は下記記事を参考にどうぞ!

>> 【徹底解説】精神科看護師の役割と仕事内容について-現役精神科看護師が教えます-

 

>> 【新卒で精神科に就職しても大丈夫?】結論、大丈夫。現役精神科看護師が語ります!

 

 

精神科に興味のあるかたは、こちらをどうぞ!

>> 【体験談付き】精神科看護師に向いている人の7つの特徴-現役精神科看護師が教えます-

 

精神科看護師についてよく聞かれること

精神科に向いてる人ってどんな人?

さっちん
新卒から精神科に就職し、
精神科歴6年の私が答えます。

 

【精神科に向いている人】

・精神的に安定している人
・観察力がある人
・向上心がある人
・忍耐力がある人
・気持ちの切り替えができる人
・人間に興味がある人
・冷静に判断できる人

 

いろいろ書いてはいますが、

「興味と向上心」があれば問題ありません。

 

少しでも興味があれば実際に働いてみて、

そこから自分に合うかどうかを見極めていくとよいと思います。

 

>> 【体験談付き】精神科看護師に向いている人の7つの特徴-現役精神科看護師が教えます-

 

 

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精神科看護師のやりがいってなに?

さっちん
患者さんと長期で関わることができ、
変化をみられること。
 
精神科の患者さんは、入院日数が長く、
数か月から数年単位で関わることが多いです。
 
時間をかけて患者さんと関係性を築き、
患者さんの成長や変化を見ることができます。
 
一人の患者さんにこれだけ長期で関われるのは、
精神科ならでは。
 
患者さんはもちろん、
自分自身も成長することができます。
 
 
 

精神科看護師のストレスってなに?

さっちん
暴言や暴力、
自殺を目の当たりにすること・・・

 

【精神科看護師の9つのストレス】

・暴言、暴力のリスク
・妄想を持たれるリスク
・迷惑行為
・スキルアップを実感しにくい
・勉強の仕方がわからない
・看護の正解がない
・退院のめどが見えない
・看護の無力感がある
 
患者からの暴言・暴力は精神科特有のストレスと言えます。
 
こちらにてストレスの対処方法もまとめているので気になる方はどうぞ!
 

精神科看護師・一般科看護師を辞めたいとき【具体的手順】

精神科看護師・一般科看護師、どちらも特有のしんどさがあります。

 

「辞めて違う科に行きたい!」という方向けに、

スムーズに退職して転職するための方法を見ていきます。

 

 

さっちん
退職2回、転職1回を経験した私が、
具体的な手順をみていくよ~

 

 

【おおまかな流れ】
①転職サイトに登録する
②自己分析をする
③同時に退職活動をする

①転職サイトに登録する

 

「転職する!」と決めたら、まずは転職サイトに登録しましょう。

 

理由は2つ。

①友人、先輩からの情報には偏りがあり、信憑性に欠けるから
②自分で転職先の情報を幅広く収集するには、時間も労力もかかりすぎるから

 

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おすすめポイント!

①丁寧なマッチングが売り!

②クレーム1件もなし!

 

②自己分析をする

 

もうやりたいことは決まっていますか?

 

転職する理由ははっきりしていますか?

 

自分の強みはわかっていますか?

 

「自分のやりたいことがわからない」という方は、自己分析をするのがおすすめ!

 

【自己分析ワークがおすすめな人】

・やりたいことがわからない
・転職、就職前に自分理解を深めたい
・いつも同じ人間関係で悩んでいる

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気になる方は、公式LINEよりどうぞ!
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自己分析はばっちり!

という方は、転職活動・退職活動へと進みましょう。

 

 

③退職活動をする

さっちん
私はこれまでに2回退職しています!
その経験をもとに見ていくよ~

 

退職するための具体的な行動をまとめます!

①退職の意志を固める
②師長に意志を伝える(退職4,5か月前)
③科長に意志を伝える(退職4,5か月前)
④有休を計画的に消化していく
⑤周囲に退職のことを伝える
⑥あいさつ回りをする
⑦引き継ぎ業務をする
⑧退職
 
ポイントは2つ!
①師長・科長に早めに退職意志を伝えること!
②有休は計画的に消化すること!
 
とくに有休は最後にまとめてとれないことが多く、
少しずつ使っていくことですべて使い切ることができます!
 
有休消化をサポートしてくれる「後払い可能な退職代行「辞めるんです。」
 

 

辞めたいのにやめられない【手っ取り早く辞める方法】

退職代行を使用する

 

さっちん
スムーズに退職できない、やめさせてもらえない。
ストレスで病棟に行けない・・・
そんなときの辞め方について伝授します!
 
 

早めに退職意志を伝えたのにもかかわらず、やめさせてもらえない・・・

そもそも精神的に疲れてしまい、退職するエネルギーがない。

 

そんな人におすすめなのが「退職代行」。

 

退職代行とは

 

退職代行(たいしょくだいこう)とは、労働者が会社を退職したいと考えた場合に、労働者に代わって退職の処理を行ってくれるサービスです。

                       引用:労働問題弁護士ナビ

 

いざ辞めようと思っても精神的に病んでしまい「辞める」という一言が言えない。

辞めようとするとあの手この手で引き留めてくる。

 

けど、労働者の権利として「退職の自由」が保証されています。

 

退職はただでさえエネルギーとストレスのかかる行為。

 

それなに上司から過剰に引き留められたり、文句を言われたらたまらないですよね。

 

そんな時に、あなたに代わってスムーズな退職手続きをしてくれるのが「退職代行」です。

 

おすすめの退職代行

【おすすめ退職代行3つ!】

①「退職代行Jobs」

②「退職代行ニコイチ」

③「辞めるんです」

 

順番にみていくよ~

 

おすすめ退職代行3つ

退職代行Jobs

おすすめポイント!
・顧問弁護士監修の退職代行
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顧問弁護士が就業に挫折した経験があり、あなたの気持ちにしっかり寄り添ってくれます!

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退職代行ニコイチ

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退職代行サービス「退職代行ニコイチ」

 

辞めるんです

 

さっちん
個人的にはここがおすすめ!
 
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・実績10000件以上
・退職成功率100%
・業界相場、27000円で後払い可能
・即日退社可能&24時間対応

・有休消化サポートつき(嬉しい)

後払い可能な退職代行「辞めるんです。」

 

私は退職時に有休が全く消化できませんでした・・・

労働基準監督署に電話したけどどうにもできず悔しい思いを・・・

けど、そんな有休消化もサポートしてくれるのはめちゃくちゃありがたい!

ここは上司とももめるポイントなので嬉しいですね。

 

あと、「お金払ったけど連絡途絶えた・・・」ということもあるみたいだけど、

ここは後払いだからその心配もなし!

 

最後に

 

最後に精神科看護師がきつい理由をまとめます!

 

①暴言・暴力がきつい
②妄想の対象になる
③自殺を目の当たりにする
④隔離・拘束の対応
⑤自分の言動の与える影響が大きい
⑥看護の正解がない
 
精神科は【精神的にきつい】
一般科は【身体的にきつい】
 
それぞれのきつさに違いがあります。
 
自分に合った職場を選べるとよいですね。

 

「素晴らしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。」

~スティーブ・ジョブズ~

 

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