【看護師4年目の私が大学院に合格するまでの道のり】きっかけは辛かった新人時代

こんにちは^^
精神科看護師のさっちんです。

私は看護師4年目で病院を退職し大学院に進学しました。

目指すまでの経緯と合格までの道のりを綴ってみたいと思います。

 

目指そうと思った経緯

辛かった新人時代

私は新卒で精神科の救急病棟に勤務。
症状の激しい患者さんが多く入院している病棟。

いきなり大声をだしたり怒鳴られたり、
そんなことがしょっちゅう。

でも、それよりも辛かったのは職場の人間関係。
体育会系の職場で、先輩の仕事は後輩がやる。

そんな昔ながらの雰囲気がある病棟でした。

先輩に嫌われると陰口を言われる。
常に先輩の目を気にして仕事をしていました。

だんだん、何のために仕事をしているのか
わからなくなり、やりがいもなくなっていきました。

感情もなくただ仕事を淡々とこなす日々。

だんだん病棟に行くのも辛くなり、
朝目覚めては泣いてしまう、そんな日が続きました。

 

今後のキャリアがみえない

そんなこんなでも、何とか3年は持ちこたえました。
3年目にもなると、先輩の目は新人に向き、職場にもある程度なれ、それなりに仕事をこなすことができてきました。

けど、やりがいはない。
先輩の目を気にして仕事をしてきたので、
看護もなにもなく、成長している実感もありませんでした。

そんな状態で4年目を迎え、このままではやばい!と思いました。

”私はこのままただ何となく仕事を続けていくのか?”
”この病院でずっと働けるのか?”
”私はここで成長できるのか?”

いろいろ「??」が浮かびました。

そこで初めて、
「あ、私このままここにいちゃいけない」って思い立ち、行動に移しました。

 

精神看護専門看護師に相談

ありがたいことに、私の病棟に精神看護専門看護師がいました。

今後のキャリア、成長に漠然と不安を感じていること、精神看護に対する思い、悩み、いろいろぶつけました。

そして先輩は一言。

「大学院いく?」

と。

そして私は一言。

「行きます」

と。

もちろん即決できたわけではないけど、
このまま病院で働き続けてもより良い未来は描けなかったので、とりあえず病院から離れよう、と思い決断。

一から精神看護について学びなおそうと思いました。

今思えば、身近に大学院に進学した精神看護専門看護師がいたことはとても恵まれていたなと思います。

 

大学院受験までの道のり

大学院を受験するにあたり、
まずは実際にいった先輩にいろいろ聞きました。

学費や生活費、奨学金のこと、講義の内容、志望動機の書き方、試験準備、面接対策、
引っ越し、、、、

不安なこと、やることはたくさんありました。

 

大学院の教授とプレ面談

進学する大学院は、先輩の紹介で決めました。
なので、その点は比較的苦労せず決められたのでありがたかったです。

大学院を決めたら、まずは担当となるであろう教授に受験しようと思っていることを伝えるために挨拶に行きます。
(私が受けた試験日は1月中旬。
プレ面談は前年の9月頃に行きました。)

いわゆる試験本番前の「プレ面談」です。

教授にメールで連絡しアポをとる。

手土産をもって教授室でご挨拶。
簡単な志望動機、やりたい研究内容、
どんなことを学ぶか、などをお話。

時間にして30分~40分ほど。
緊張しすぎて、かちこちでしたが無事終了。

大学院に合格できるかどうかは、ここで決まることも多いと聞きます。

 

志望動機の作成

A41枚ほどの紙に手書きで作成。

志望した理由としては、私の新人時代の経験などを書き、比較的ありのままを綴ったように思います。

一番大事なのは、大学院で何を学びたいと思っているのか、学んで今後どのように活かしたいと考えているのか、
この点をしっかり書くように意識しました。

 

試験対策について

試験は英論文の和訳と小論文が1つ、あと設問は3つほどありそれに対して簡潔に答える問題がありました。
どれも、英文は時事ネタで、その他は精神看護に関するもの。

有難いことに、英語の紙の辞書が持ち込み可だったのでそれが救いでした。

あとは面接。
教授が2人、事務の人が1人いたように思います。

試験対策としては、英単語、英文をひたすら読む練習。
なんせ、大学依頼の英語だったので感覚を取り戻すのが大変でした…。

あとは、精神看護のスキルの振り返り。
認知行動療法やストレングスモデルなど。

当時オープンダイアローグが流行りだしていたので、それについても勉強。

あとは、これまで実践してきた精神看護について自分なりに考察し、自分が精神看護で大事にしていること、やりたいことなどについて考えをまとめるようにしました。

合格発表の日

合格発表は2月中旬。

大学院に張り出されているので見に行きました。

無事合格。

すぐに家族とお世話になった先輩に報告。

 

ここまで、不安もあったけど晴れて合格し一安心。
病院を辞めるんだ、という実感が現実的になりました。

 

新しい生活が始まる

不安とわくわくが入り混じる、そんな複雑な心境でした。

けど一つだけ言えるのは、
「やってやるぞ」という前向きな気持ち。

働いている時は、ひたすらネガティブで楽しいこともなくやりがいもなく、
たんたんと生活していました。

けど、大学院進学を決めた時、今までにない感情が沸き起こったのを覚えています。

そして「大学院に行くことを決めてよかった」と実感しました。

 

まとめ

何か新しい行動を起こす時、
先がみえなくて不安もたくさんあると思います。

けど、踏み出してしまえば何とかなる。

もし、今の生活が楽しくなくやりがいもない、何のために働き生活しているのかが見えなくなった時、
小さな行動でも良いので一歩踏み出せるとよいなと思います^^

 

何かのお役に立てると嬉しいです。

 

 
 ・

最新情報をチェックしよう!